TROTTLA ニュードールRBA-609見学
概要: すごく柔らかいドールを開発中ということなのでTROTTLAさんを見学してきました。
秋川街道を登った山里に工房はありました。薬品使用があるため住宅地では製作できないそうです。
今回のタイプRBA-609(製品仕様)は従来のシリコン皮膚からエラストマを使用した皮膚へ変更し、
皮膚の柔らかさと耐久性を大幅に向上させたモデルとなっています。
骨格について:
骨格 以前から骨格の創り込みには製作者のこだわりを感じさせましたが、
シリコン皮膚ではその骨格の稼動範囲(良さ)が十分には発揮できませんでした。
新作への取組:
上半身 今回のボディーは以前製作の127cmタイプを流用し、ボディー製作にかかるコストを
押さえており、ヘッドのみ新たに製作しています。ヘッドは製作者を写すといわれますが、
前モデルの個性的な顔立ちから万人受けする可愛らしさが出てきたのではないでしょうか?

※取材時点ではマツゲ等メイクが施されておらず、製品版はもう少し違った雰囲気になると思われます。
新素材:
指 肝心のエラストマの皮膚ですが、想像以上に綺麗な仕上がりとなっています。
気泡や末端処理に問題のあったエラストマをうまく使いこなしています。
さすがに素材の特性から指先まで骨格を内蔵することは出来なかったようですが、
逆に素材の柔軟性をよく表現できる部分となりました。
素材の特質:
柔らかい 皮膚の柔らかさは歴代の等身大ドールでは一番の柔らかさを持っていますね。
現在主流の付加型シリコンのような低反発ではなく、縮合型に近い柔らかさを持ち、
強度的にははるかにシリコンタイプを凌いでいます。

お腹に指を入れている動画 太ももぷるるんの動画1 太ももぷるるんの動画2
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 ご覧になれない場合は、最新版をダウンロードして下さい。
造詣:
指 定評のある下半身の造詣も見事です。
実践は不可ですが、鑑賞派を納得させるモノを持っています。
実践は製作者の意図として製作をしないそうです。越えられない壁がある、それが少女・・・
関節:
指 展示していたボディーは関節をユルユルに調整したタイプで関節がブラブラでしたが、
関節の硬さを調節することによってある程度のポーズは固定できるそうです。
弱点:
指 いいこと尽くめのエラストマボディーですが、弱点も少々あります。
温度: 室内温度が高温にならないこと。屋外に置かれた車中、熱すぎるお風呂など
薬品: 溶剤との接触はダメ
シリコン: エラストマとシリコンの相性は悪いようです。ブリードが溶剤となる?
シリコンブリードの着いた服、エラストマボディーにシリコンヘッドの組み合わせなど
汚れ: エラストマ系素材は汚れが着きやすい。水洗いゴシゴシでOKらしいです。
体型: 大人ボディーは工房の設備を大掛かりとしなくてはいけないため、
現在のサイズが限界のよう胸だけ大きいのは大丈夫のようですよ!
柔らかすぎ: 腕など皮膚が薄い部分は内部の骨格まではっきり判るため、
違和感があるかもそれもリアルな範囲かな?
考察:
指 柔らかで丈夫な皮膚となったため、今度は骨格の強度が逆に心配になりますね。
稼動範囲・強度以上の無理な姿勢を強いても皮膚は大丈夫ですが、
骨格が破損することがあるかもしれません。
強い皮膚を持つことによる骨格の強度・構造の簡素化(コスト減)もこれからの課題でしょうか?

※左の写真は新顔ちゃんの原型試作。ちゃんとした目が入っていないので想像して下さい。

お忙しいところありがとうございました。
                                       執筆:Ta-bo
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